私は歯科を特集した本があまり好きではありません。
出版社は「上手な歯医者さんを紹介して歯に悩みを持つ方に役立つ事」をお題目としていますが、出版社は上手かどうか判断できません。
ではどうして選んでいるのか聞いたところ「HPを見たり、過去の付き合いだったり」だそうなのです。
だからほぼ手あたりしだい?適当に?「本出しますから載りませんか?」という電話やファックスが舞い込んできます。
その中で数十万円の広告料を支払う事に同意した医院が「上手な歯科医院」として掲載されるのです。
どうも私にはそれが歯で困っている人に役立つ本とは思えないので、好きではないのです。
でも、2014年1月発売予定の、週刊朝日MOOK「歯周病の予防と最新治療(仮)」は違います!
歯周病についてのプロではない出版社が勝手な判断で広告の営業をして広告料で出版する「歯科医院の広告本」ではなく、日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会と週刊朝日による共同編集委員会を経て出版される、比較的マジメな本なのです。
「掲載したことにより広告料を頂くようなものではありません」ともお誘いのお手紙に書いてあります。
なぜナカノ歯科に掲載の案内が来たかと言うと私が日本歯周病学会認定専門医兼指導医だからです。
今度の本では学会での試験や規定をクリアした、専門医や認定医でアンケートに答えた医院が掲載されます。
ふだんの広告本はお断りしているのですが、今回の本にはアンケートを即座に返信し掲載に協力しました。
学会の認定医や専門医、指導医制度の規則についての詳細を知りたい方は、学会のHPから見てみてください。
けっこう大変なんですよ~、研修施設での研修実績や、治療症例の提出、症例発表、口頭試問、学会発表、などなど。
Tags: インプラント, 再生療法, 審美, 歯周形成外科, 歯周治療