患者さんで大事なこと♪

Author: hirotoshi  |  Category: 二代目院長のひっそり日常, 歯なしにならない話

今年は、HPの表でブログを始めたこともあって、このブログは裏となり、たったの3回の更新で今年が終わりそうです。

表のブログで、「歯科医院で大事なこと」というのを書きましたが、「患者さんで大事なこと」もありまして、どっちが欠けてもうまくいきません。

歯の病気の大半を占める、「虫歯」と「歯周病」は、細菌が存在しないと起こらない病気ではあるものの、特殊な細菌によって発症する感染症とは違って、生活習慣病の側面があり、WHOでは「非感染性疾患」に分類されているそうです。

だから患者さん自身が治療の主役とならざるを得ないのです。生活習慣は、ご自身でしか改善できず、それなしには、病気も改善しないのです。なぜなら原因がソコだから。事故車の修理をしても事故は無くならないのと同じで、虫歯の穴をふさいでも、原因を放置してたら、また虫歯になるのです。ダイエットもそうです。パーソナルトレーナーが、代わりにダイエットをしてくれることはできないのです。応援や、サポートや、指導などで、手助けすることしかできないのです。何事も自分次第ですよね~

ちなみにワタクシ53歳になりました。みんなのおかげ様です♪

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2021の終わり♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 歯なしにならない話

今年も終わりが近づいて来ました。

懐かしのドリフのように、ワタシの言いたいことは

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「歯、磨けよ~」です!来年が輝けるように、磨き上げましょう♪

18歳と81歳の違いを知った51歳のワタシ♪

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18歳と81歳

18歳と81歳の違いを知りました!面白いやら、感心するやら、腑に落ちるやら♪

自分はちょうど真ん中付近にいるんだな~、とも。

人間わかっていることと、わかっていないことがあるといいます。

分かっていることは、いつか必ず死ぬこと。わかっていないことは、いつ死ぬのか、です。

日々を後悔のないように生きたいものです。

自分も鏡を見て年を重ねたことを実感します。また、歯と歯の間に物が挟まった時にも

「昔は何を食べても平気だったのになー」と思います。やっぱり、いついつまでも

いくつになっても、美味しく頂けるようでありたいと強く思います。年をとるほどに

食は人生に、幸福度に、重要になってきます。

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宮崎から、親戚が80代のお母様を連れて、遊びに来てくれました。とてもお元気で、お食事も完食し、

ビールと日本酒も一緒にいただきました!!やっぱり自分のお口でなんでも食べられるって、

健康寿命を延長すると思います。

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飲んだら磨け!磨いたら飲むな♪

 

プレジデントと、ドックベストセメントと、歯髄保存♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 歯なしにならない話, 歯科のお話

先日紹介したプレジデントに、「感動の最先端歯科治療ガイド」としてドックベストセメントという製品を使った虫歯治療が紹介されていました。「歯を削らない」「神経を残す」などのうたい文句がよく並ぶ治療法(材料)です。

このセメントは、アメリカ発のもので、1990年代後半に開発されたもので、最先端との表現には少し違和感があります。コレ、ずーっと前からあったのです。ただ、データも多くなく、やってる先生が少ないままで、たいした広がりを見せないまま、いまだに物珍しい材料なのです。だから、いまだに最先端というような表現で、事あるごとにマスコミに取り上げられているのだと思います。

というわけで、「ドックベストやっていますか?」という問い合わせが時々ありますが、ナカノ歯科ではやっていません。そしてドックベストをやってるかどうかは、歯科医院選びの判断材料にするような事じゃないと思います。

材料面でお話しすると、歯科で現在有効とされている比較的新しい材料としては、もっぱら、断然、MTAです。コレは世界中で使われており、効果や安全性も確立され、データも大学研究含め今も出続けています。

また、AIPC(表現はいろいろありますが)という治療方法もあります。これは、日本歯科医師会雑誌の今月号で、東京都御開業の斉藤秋人先生(全く面識はありませんが)の素晴らしいお仕事です。ドックベストは使っていませんが、歯髄保存に成功し、患者さんは快適なようです。

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ナカノ歯科でも、もちろん歯髄保存は積極的に行っています。

親知らずのせいでわかりにくかった虫歯

30代男性です。一番右に写ってる歯が、親知らずです。その手前の歯(右から2番目に写っている歯)に、親知らずの陰で大きな虫歯になっていました。もっと若いうちにこの親知らずを抜いていれば、しっかり磨けて虫歯にならずにすんでいた可能性があります。

大きなカリエスにCR充填

一番右に写っているのが虫歯になっていた歯です。親知らずを抜歯して、感染歯質を除去して、歯髄は温存して治療を完了しました。去年の10月の治療で、先日メインテナンスに来られた際、痛みや不快感もなく、歯髄電気診断でも(+)で正常でした。

歯髄保存が上手くいくかどうかは、「そもそもの歯髄の健康状態」「感染の除去と封鎖の手技」「使用材料」などが関わってくると思います。特に初めの2つが大事と思います。

ワタシの個人的なイメージですが、「ドックベストセメントやっています」は、「かき氷始めました」「冷やし中華始めました」みたいなものだと感じます♪

 

「歯を守る」

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今日は、歯の健康のために、ためになる話を少しシェアーしようと思います。

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時々患者さんに「治療したのに悪くなるの?」って言われることがあります。

書いてあるように、もちろんあります!天然の健康な歯だってトラブルを生じるのですから、

修繕した歯ならなおさらです。

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いわゆる「歯の治療」って、「歯の修繕」と言っても良いと思います。

で、ここに書いてあるのは、どんなに丁寧に、上手に修繕することよりも、

大事にお手入れすることの方が、長持ちに有効だということです。

(もちろん、上手に治療した方が良いにこしたことはありません)

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歯医者に行くのは、「痛い」とか「腫れた」とかだけでなく「なんともない」時でも

行って良いのです。そうすれば、書いてあるように病気あるいは病気のサインを発見

できたり、歯を病気にならないようにする方法を教えてもらったり、実践できたり

するのです。そうすれば、歯を守ることが出来るし、好きな人が1人もいない「歯を削る」

治療も受けなくて済むのです。ちなみにワタクシ、現在50歳のオッサンですが、6歳時に

6歳臼歯に詰め物の治療を受けて以来、新たな歯の治療は受けたことがありません(詰め

物のやり直しはしていますが)。なので、神経を取らなきゃいけなくなった歯も現在0本

です!これも、普段の自分のブラッシングと、定期的な歯科医院でのメインテナンスの

賜物なのでした~♪

 

 

お口の病気の予防イン九州歯科大学2019.7.7♪

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「予防」の効果や方法について学んできました。

以前も書いたように、いわゆる「歯」の治療は一方通行なのです。

治療はしても、健康だった元の状態に治せるわけではありません。

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この図の通りで、いつか終わりが来ちゃうので、「悪くなったら治療すればいいんでしょ?」

というのは間違いです。必要な治療は必要なわけですが、できるだけ必要がないように「予防」

することが大切です。

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被せ物などの治療を行っても、その後のお手入れをキチンと行うことが、その後の結果を大きく

左右することが分かっています。

歯ブラシは健康の入り口ですね♪

日本歯周病学会春季イン横浜2019♪

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歯周病学会に参加してきました!

歯周治療は、お口の中の健康の土台です。

歯を支えている土台の組織の健康維持のための治療ですから、もちろんとっても重要なのです。

いわゆる「歯」の治療は、引き算であり、一方通行なものですが、歯周治療は違います。

クラシックな「切除療法」は引き算ですが、今では「再生療法」があるあらです。

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抜歯せざるを得なかった歯も、今では残して機能できるまでに回復できるようになってきているのです。

全ての歯が救えるわけではありませんが、これからも勉強、研鑽を続けて、救える歯を増やしていきます♪

このブログも、気がつくと細々10年が経っていました。これからもよろしく~

 

歯科と全身との関わり♪

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福岡県歯科医師会での講習会に行ってきました。

お医者さんの話は、普段なかなか聞く機会がないので、面白かったです!

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やっぱり、上下のかみ合わせがあるというのは、食事のためだけでなく、運動能力にも影響があることが、数字でも明らかになっています。

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この糖尿病専門医の西田先生は、自身がすごく歯科で健康になったそうで、

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歯周病治療によって、体の健康も取り戻したそうです。

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それで、衛生士の効果、影響力を実感したそうです!

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口腔を清潔に保つことの意義は、思ってる以上に多方面に良い影響を与えています。

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口腔ケアを行ったにしても、普段不慣れな看護師さんと、普段から行っている歯科衛生士とでは、効果に差が出たそうです。

ちなみにワタクシ、ブラッシングをしっかり上手に、そして時間もかけて行っているので、40年以上虫歯の治療経験なしです!やっぱり予防、毎日のブラッシング、プラークコントロールが大事ですね♪

口腔内写真♪

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ワタシは「良い歯科医院の見分け方は?」と聞かれたら、要素の一つとして「口腔内写真を撮影する歯科医院」と答えます(もちろんそれだけではないですが、でも大きいと思います)。

「百聞は一見に如かず」と言われますが、その通りと思います。なので、カルテ記載だけでは不十分で、治療にも、経過観察にも、医療従事者の技術向上にも、写真としての記録保存は不可欠と思います。患者さんへの治療説明にもとても有効です!

しかししかし、患者さんに苦痛少なく、適切な写真を撮影するのは、それなりに技術が必要なのです。

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スタッフ同士で、普段から相互練習してます!みんなできるようになります♪

 

歯髄を保存する♪

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歯髄にはさまざまの役割があります。虫歯が大きくなってしまったりで、歯髄を除去せざるを得ない、あるいは歯髄が死んでしまって、その壊死した組織を除去せざるを得ない場合が確かにあります。しかし、せずに済ませられればしない方が良い場合が多いのです。

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神経が生きている歯を「生活歯」と言い、神経の無い歯や神経の死んでいる歯を「失活歯」と言います。どうしても失活歯の方が、抜歯のリスクが高くなります。それは、虫歯になっても自覚症状での発見が遅れがちなことと、歯が割れてしまうリスクが高まるからです。

そーゆーわけで、来年の2月の北九州歯学研究会発表会では、このメンバーで「歯髄保存」を成功させるための発表をします♪

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