歯が割れた(歯破折)!その2

Author: hirotoshi  |  Category: 未分類

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歯が割れていても、自覚症状がなかったり、だましだまし日常生活をそれほど支障なく過ごせる場合もあります。

しかし、それでも縦に割れてしまっている場合は抜歯をおススメする場合が多いです。

なぜならば、割れた裂け目から細菌が侵入し炎症を起こし、時間とともにその炎症は周りの骨にまで拡大していくからです。

裂け目がある以上、細菌感染を除去することが不可能ですから、放置すればするほど炎症は拡大し、結局は歯も骨も失ってしまうのです。

適切な時期に抜歯をして炎症の拡大を防げば、より患者さんに負担が少なく有利な条件で次の手が打てます。

大きく骨を失ってからだと、外科処置が必要となったり、インプラントなりブリッジなりで再建する際に不利な状態になってしまいます。

「がん」も小さなうちに、部分的な切除で済めば、後の予後も良いでしょうし、早くに通常の日常生活に戻りやすいというのと似ているかもしれません。

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