最高の根充剤は歯髄である♪その2

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 歯なしにならない話

「歯内療法はシナイ療法」なんてダジャレをきいたのも大学の授業だった気がする・・・

まあ、なるべく歯髄はとらずに生活歯で保存できたほうが歯が長持ちする場合が多いです。

うわー嫌な予感(詰め物の下で大きな虫歯が広がってそう)

「症状はあまりありませんでした。ただ1年くらい前から時々冷たいものや熱いものでしみたり、噛んだ時に違和感を感じることはありました」とのこと。「ただ、そんなに困るほどでもなかったので、そのままにしていました(放っておきました)」とも。

これは危ないし、もったいない!!せっかく「痛い」という「お知らせ」があったのに!!

神経のある歯は「お知らせ」があります(ないときもあるけど)。しかし神経を失った歯(失わざるをえなかった歯)は事前のお知らせがありません。

なにかがあったときには時すでに遅く、「アウト!」ってことがよくあります。

「アウト!」ってのは、「抜歯」しかないってことです。

抜歯はイヤですよね?永久歯は1度抜いたらもう生えてくることはありませんから。

歯の神経を取りたくないのは「違和感や痛みなどの自覚症状が出にくいから」だけではありません。が、先日の「ジ・エンド」で書きましたので割愛します。

やはり大きな虫歯が広がっております

大阪転勤が決まっているので時間的な余裕もない。

詰め物をはずすとこんな感じに・・・

青く染まっているところは感染歯質です

残念ながら4番目の歯は神経を取らざるをえませんでした

4番目はファイバーポストと接着性レジンで築造。5番目の歯はチタンのピンを立てて接着性レジンで築造し、歯髄は保存できました。

セラモメタルクラウンをかぶせました

キレイでしょう?

研修を積んでいる院内技工士の荒牧さんが、直接患者さんの歯の色を見て、顕微鏡を使って適合精度も高く作製してくれました♪

 

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