ダジャレとしてはかなりイケテナイと思いますが、噛むことが体の健康にとって効果があるというのは様々のデータからも明らかなのでご紹介します。
人の歯とアゴは、約400万年前の猿人の時代から小さくなり続けています。それは、火の発見、道具の進歩、軽食の導入などによって、食べ物を噛む回数が減ったからです。時にアゴは食生活の著しい変化に伴って、どんどん小さくなっています。ところが歯は、ゆっくりと小さくなっていきます。そのため歯とアゴの不調和が生じます。この不調和は、乱杭歯、出っ歯、親知らずが生えないなどの歯並びや噛み合わせの異常を起こします。この異常は口の中だけでなく、全身にも悪い影響を与えます。噛むことの効果、重要性をわかりやすく表現したのが「ひみこのはがいーぜ」です。
「ひ」肥満予防
(そういえば現在103歳のショウチサブロウ先生も小さな頃から一口30回噛んでいたと書いてありました)
「み」味覚の発達
「こ」言葉の発音
「の」脳の発達
「は」歯の病気の予防、歯並びへの影響
「が」ガン予防
「い」胃腸の働き促進
「ぜ」全身の体力向上
昔と今では食べ物が全く変わってしまいました。卑弥呼の時代では主食のもち米(玄米)と干物、クルミ、クリ、長いもなどであったといわれます。それぞれの時代の食事と食事時間、噛んだ回数の関係を調べたところ、現代食では両方とも大幅に減っている事がわかりました。現代人の食べ物を噛む回数は、卑弥呼の6分の1、第2次大戦前の2分の1以下です。食事時間も卑弥呼の時代の5分の1の短さです。
というわけで「ゆっくり食べよう、よく噛んで!」