歯が痛んで来院された方で、原因がはっきりしている場合は、比較的気が楽です。
何をすれば改善されるのか分かっているし、患者さんも理解しやすいからです。
症状はあるけれど、原因がよくわからない場合も、時々あります。
その場合でも、治療が必要であるということの理解は得られます。
一番患者さんへの説明がムツカシイのは、患者さんにとって「なんともない」無症状、だけれどもトラブルが潜んでいる歯の場合です。
治療の必要性の理解が得られにくいのです。
後手にまわるほどに、問題は大きくなったり、こじれてしまって治りにくかったり、時間が長くかかってしまったりします。
表から見ただけではそんなに悪くもなさそうでしょう?そして悪いことに患者さん本人は全く痛くも痒くもなかったのです。よくあることですが・・・
なんとか納得してもらい、外してみるとこんなカンジ。手をつけて良かった〜♫
虫歯検知液で染まらなくなるまで、全て虫歯を取り除きました。大きく歯を失いましたが、神経はなんとか取らずに済みそう・・・
今回治療を受け入れてもらえてなかったら、おそらく神経は諦めなくてはならなかったでしょう。