最近読んでいる本から、歯と一緒だな~と。
「エンジン付き芝刈り機を買った。そしてなにも手入れをせずに繰り返し使った。最初の2年間は問題なく動いていたが、やがて頻繁に故障するようになった。そこで修理をし、刃を研いで元に戻そうとしたが、すでにエンジンの出力が半減してしまっていた。もとの良い状態にはもどれない物になってしまった。もし当時投資をしていれば、今でもその芝刈り機が好調に使えていただろう。しなし、それをしなかったために新しい芝刈り機を買うハメになり、メインテナンスに要する時間とお金をはるかに上回るコストがかかった。」と書いてありました。
「刃」と「歯」の違いだけで、自分の歯の健康とまったく同じだと思います。メインテナンスに時間とお金を投資して、今ある資源を大切に長持ちさせるのが一番大事で自分のメリットも大きいのです。
「芝刈り機」も「歯」も確実に古くなり、老朽化し、いたんできますが、メインテナンスをしていた方が確実に長持ちします。ましてや「歯」は芝刈り機のように新品に買い替えることはできません。現在ではお金をかければインプラント(チタンでできた人工歯根の移植術)がありますが、新品でも健全な天然歯にはかないません。
本には、刃は研ぐことができたがエンジンが復調できなかったとありました。
エンジンは下半身と同じで「要」です。強固な下半身に支えられていなくちゃバットもラケットもゴルフクラブも力強いスウィングはできないのです。
これも「前歯」と「奥歯」も同じで、しっかりした奥歯なくして健康的で審美的な前歯の長持ちはあり得ないのです。患者さんには「前歯はキレイにして、奥歯は見えないからどうでも良い」ようなことを言われることがありますが、それでは患者さんの希望はかなえられないのです。「前歯」と「奥歯」は持ちつ持たれつの関係なのですから。
また「お口の健康」と「体だの健康」も持ちつ持たれつの関係です。食べられないと動物は死ぬのですから。そこまで言わずとも、だれしも美味しく楽しくお食事できたほうが身体も健康で人生も楽しいはず!
予防やメインテナンスにお金と時間を投資するという考え方を持ったほうが、人はシアワセであれるとあらためて感じたしだいデス♪