クラウン(被せ物)の材質による違い♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 二代目院長のこっそり勉強, 歯なしにならない話

月に一度歯科医師や歯科技工士と一緒にみんなで勉強会が行われています。

先日は技工士、爽やかなスナフキン中川さんの発表でした。

時代と共に患者さんの希望内容も変わってきますし、新たな材料も出てきますので、その患者さんの希望に合った材料を適切に説明し決定して行かなくてはなりません。

もともとなんでクラウンを被せるのかというと、歯あるいは歯周組織になんらかのトラブルが生じて、それに対して被せないままよりも歯が長持ちしたり、快適にお食事がしやすかったり、楽しく談笑できたり、ひいては全身の健康に貢献できたりすることが見込める場合にクラウンを被せるという治療を行うのです。

歯を削るのが良くないと考えている人がいると思いますが、一面ではたしかに正しいのですが、常にそうではありません。例えば大きな虫歯になっている歯を虫歯の部分を削り取らずにいると虫歯がより大きく侵攻してしまう可能性が高いです。なぜかというともともと虫歯ができちゃった時点で虫歯を作ってしまう細菌が勢力をもってしまっているわけで、そこに歯ブラシの届きにくい穴ぼこを放置すればがその細菌たちにとっては繁殖しやすい快適な住み家を提供していることになります。そしてその細菌たちの産出する酸によって歯の崩壊が進み、細菌の住み家はよりいっそう豪邸になってゆくのです。

虫歯以外でも、重症化してしまった歯周病の歯や、審美障害を抱えた歯なども被せたメリットの方が大きい場合があります。

健全歯で問題がないのであれば、もともとの天然エナメル質に勝るものはありませんので、クラウンを被せる必要はありません。そのままの状態を維持できるように予防することが一番健康的です♪

タイトル内容に行きついていませんが、長くなったのでつづく・・・

 

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