10
12月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
二代目院長のこっそり勉強,
歯科のお話
こんな本があります。著者はお医者さんで、認知症専門医だそうです。
歯と全身の健康が関連しているという報告は、たくさんありますし、関与は当然あるだろうと思います。
歯を守ることは、良いことですし、脳を守ることにつながる可能性やシチュエーションは、実際にあると思います。
しかし、歯を、口腔を、健康に保てば、脳を守れるか、認知症にならないかと言ったら、そうでないこともあるかと思います。
ワタクシ、当然のことながら歯は1本も失っておらず、神経を失った歯もありません。いたって、とびきりの健口であります。
今朝、やかんでお湯を沸かそうとガスコンロに火をつけてから、自分のお部屋に戻りました。
その後すっかりすっきり忘れて、キッチンに戻った時には、やかんの火は、とうに消されており、湯気は妻の頭から。
「このボケ老人が!」という罵声が飛んできたかどうか・・・
記憶にございません♪
18
5月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
二代目院長のひっそり日常,
歯科のお話
ずーいぶん前に注文していた、フェースシールドが届きました!
もう届かないんじゃないかと思ったりもしていましたが、スタッフ全員分届きました!!嬉しい♪
今まではゴーグルでしたが、それよりも広い範囲をガードできるので、よりいっそう安心です。
新型コロナに感染しないことも大事、歯のメインテナンスもどっちも大事!
そしてお口の中を清潔にすることは、新型コロナの予防にもつながる可能性が高い!!
歯はトモダチ~♪
06
5月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
二代目院長のこっそり勉強,
歯科のお話
もともと歯科って、ディスポ(使い捨て)商品の使用が、群を抜いていると思います。
通常から、必ずマスクはしていますし、グローブ、紙コップ、紙エプロンは患者さんごとに使い捨て。
一時期、マスクやグローブが手に入らずヒヤヒヤしましたが、大量に買い込みましたので当分は大丈夫そうです。
しかししかし、今は紙エプロンがストップしていてなかなか入荷しません。仕方ないので、元スタッフで今患者さんや、常連さん?にはマイタオルを持って来てもらって、紙エプロン節約をしたりしています。
新型コロナ対策としては、
患者さんへのお願いを掲示したり、
多数の方が触れる、本や雑誌を撤去したり、
ドアはもとから自動ドアなので、触らずに済むのですが、
階段なので、手すりは頻繁にヒマさえあれば消毒しています。
完全にとはいきませんが、待合室に密集しないように時間をずらしたり、診療室にお通しする際にも人が接近しにくいように配慮しています。
また、受付とトイレ脇のブラッシングコーナーに、手指消毒用アルコールスプレーを常備したり、
待合室や、診療室に、次亜塩素酸を利用した空間除菌や
同じく、クレベリンを複数個所に置いて空間除菌を行っています。
もちろん、常に窓を開けて換気をしていますが、だんだん暑くなってきており、今後どのようにしようかと思案中です。
窓を開けて、クーラーをガンガン入れるというと、日本中の電力も大変なことになるでしょうし・・・
また、スタッフの安全確保が、患者さんへの安全対策の最重要ともなるわけですが、今まで必要な時しか装着していなかったゴーグルを、常時着用するようにし、手洗いの徹底や、時差通勤、日常生活での予防指導なども行っています。
フェースシールドや使い捨てのエプロンなども注文していますが、まだ入荷しません。届き次第、それらも使用していきます。
ワタシのコロナ対策としては、飲み干してやりました♪
新人衛生士が春から2名おりますが、歓迎会はまだまだ先となりそうです。
希望を持って待つしかないですね!
感染しないように、重症化しないように注意して、できる事(ブラッシングなど)をして乗り切りましょう♪
29
4月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
歯なしにならない話,
歯科のお話
先日紹介したプレジデントに、「感動の最先端歯科治療ガイド」としてドックベストセメントという製品を使った虫歯治療が紹介されていました。「歯を削らない」「神経を残す」などのうたい文句がよく並ぶ治療法(材料)です。
このセメントは、アメリカ発のもので、1990年代後半に開発されたもので、最先端との表現には少し違和感があります。コレ、ずーっと前からあったのです。ただ、データも多くなく、やってる先生が少ないままで、たいした広がりを見せないまま、いまだに物珍しい材料なのです。だから、いまだに最先端というような表現で、事あるごとにマスコミに取り上げられているのだと思います。
というわけで、「ドックベストやっていますか?」という問い合わせが時々ありますが、ナカノ歯科ではやっていません。そしてドックベストをやってるかどうかは、歯科医院選びの判断材料にするような事じゃないと思います。
材料面でお話しすると、歯科で現在有効とされている比較的新しい材料としては、もっぱら、断然、MTAです。コレは世界中で使われており、効果や安全性も確立され、データも大学研究含め今も出続けています。
また、AIPC(表現はいろいろありますが)という治療方法もあります。これは、日本歯科医師会雑誌の今月号で、東京都御開業の斉藤秋人先生(全く面識はありませんが)の素晴らしいお仕事です。ドックベストは使っていませんが、歯髄保存に成功し、患者さんは快適なようです。
ナカノ歯科でも、もちろん歯髄保存は積極的に行っています。
30代男性です。一番右に写ってる歯が、親知らずです。その手前の歯(右から2番目に写っている歯)に、親知らずの陰で大きな虫歯になっていました。もっと若いうちにこの親知らずを抜いていれば、しっかり磨けて虫歯にならずにすんでいた可能性があります。
一番右に写っているのが虫歯になっていた歯です。親知らずを抜歯して、感染歯質を除去して、歯髄は温存して治療を完了しました。去年の10月の治療で、先日メインテナンスに来られた際、痛みや不快感もなく、歯髄電気診断でも(+)で正常でした。
歯髄保存が上手くいくかどうかは、「そもそもの歯髄の健康状態」「感染の除去と封鎖の手技」「使用材料」などが関わってくると思います。特に初めの2つが大事と思います。
ワタシの個人的なイメージですが、「ドックベストセメントやっています」は、「かき氷始めました」「冷やし中華始めました」みたいなものだと感じます♪
25
4月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
歯科のお話
プレジデントという雑誌を買いました。最近は、新型コロナと歯科関連の情報を多く耳にします。
ナカノ歯科でオススメしているデンタルグッズ(歯磨きペーストや歯間ブラシなど)が、複数「1位」になっていたのは、なんとなく嬉しいです。ただ、雑誌やテレビで出ていることが全部正しいと鵜呑みにするのは危険です。それらは、突飛なもの、話題性の高いものに飛びつく傾向が高いからです。古くかららある、今も正しい王道について取り上げても、読者や視聴者にうけないからでしょう。ですから、正しいこともあれば、そうでもないこともあるという事を心にとめて情報を咀嚼することが必要だと思います。
この雑誌の中の複数個所で、歯ブラシの回数やタイミングについて、さまざまの先生の意見やデータなどが書かれていますが、概ね同じことを言っていま。やはり寝る前にはキレイにした方が良いです。寝てる間、お口の中は細菌培養器です。一晩で単純計算で1000倍に増えると言われています。朝に生理的口臭が強いのはそのせいでもあります。寝る前だと眠くなってしまってという方は、夕食直後にブラッシングするというのがベターな選択だと思います。
ワタクシ、今50歳ですが、6歳の時以来、虫歯になったことありませんし、歯周病もありません♪
24
4月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
歯科のお話
最近「PCR検査」という言葉が、新型コロナ関連で飛び交っています。歯科でも細菌検査でPCR検査というのがあるのですが、またそれとは別にプラークコントロールレコードというのも、頭文字でPCRと日常的に使われています。歯科医院で、プラーク(歯垢)の染め出しを行ったことのある方もいると思いますが、それです。その染め出した様子を記録に残したものがPCRで、通常20%あるいは15%以下が、口腔の健康維持に良好な目安とされています。
おかげ様でワタクシ、5パーセント以下という驚異的な?数字を日常的としております。インフルエンザも新型コロナも受け付けない予定です♪
まだ新型コロナについては、なにせ新型ゆえにはっきりしたことはわかりませんが、インフルエンザに関しては、成熟したプラークの中にはインフルエンザウィルスを活性化させる酵素を産生する細菌がいて、そのせいで口腔内が不潔であると感染しやすくなると考えられています。
23
4月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
歯科のお話
前回、新型コロナウィルス感染予防に、口腔内のプラークコントロール(歯垢制御、抑制)が有効かもしれないと言われていることを紹介しましたが、最近NHKで花田教授が出演し「有効であろう」と話したそうです。あわせて「舌磨きも有効」と話したそうです。お金がかかるわけでもなく、自分でできる事、良さそうなことは何でもやると良いと思っています。
インフルエンザに関しては、ブラッシングを励行した小学校、口腔ケアを行った介護施設で、そうでないのと比較して明かな予防効果があったことがすでに分かっています。また、肺炎に関しても、口腔内を清潔に保つことが予防効果大であることが分かっています。
お口や鼻は、食べ物や空気の入り口、言い換えれば命の入り口です。同時に病気の入り口とも考えられます。私は「鼻うがい」も今日から始めました。できる事ははじめよう!と思っています。
舌磨きについては、することによってかえって悪くしてしまうリスクがあります。行う場合は、やさーしくした方が良いと思います。
20
4月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
歯科のお話
東京では3千人を超えたそうですが、北九州では4月19日の陽性は0でした。
現在入院中の方は28人で、そのうち重症は2人だそうです。
今までに残念ながらお亡くなりになった方が1人、退院された方が42人。
北九州市の検査数は、のべ2137件、うち陽性72件(約3%ですね)となっています。
北九州は、高齢化の進んだ都市ですから、引き続き予防に気を付けて、引きこもり生活を楽しみましょう!
ブラッシングはお家で出来ます!お口の中を清潔にした結果、インフルエンザや、肺炎の発症率が下がったと
いうデータがすでにあります。新型コロナに効果があるかどうかはまだわかりませんが、良いかもですよ~♪
15
10月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
二代目院長のこっそり勉強,
歯科のお話
インプラントオーバーデンチャーの講習に参加してきました。
インプラントオーバーデンチャーとは、IODと略して呼ばれたりもするもので、インプラントを支えにして取り外しの入れ歯=義歯を安定させる治療の事です。
全ての治療には、各々にメリットやデメリットがあります。治療方法の選択には、費用だったり、治療期間や回数や頻度、全身状態、体への侵襲度、などなどを考慮して決定する必要があります。
義歯が動いて噛みにくいという患者さんには、このIODが大いに役立つかもしれません。特に最近、高齢者は「肉を食べなさい」とよく聞きます。そのためには、お肉が噛み切れる口腔機能がある必要があります。物がお口で咀嚼して食べることができるという事は、幸せであり、全身の健康にも大きく貢献します。
10
10月
Author: hirotoshi | Category:
ナカノ歯科医院,
歯科のお話
私は歯科を特集した本があまり好きではありません。
出版社は「上手な歯医者さんを紹介して歯に悩みを持つ方に役立つ事」をお題目としていますが、出版社は上手かどうか判断できません。
ではどうして選んでいるのか聞いたところ「HPを見たり、過去の付き合いだったり」だそうなのです。
だからほぼ手あたりしだい?適当に?「本出しますから載りませんか?」という電話やファックスが舞い込んできます。
その中で数十万円の広告料を支払う事に同意した医院が「上手な歯科医院」として掲載されるのです。
どうも私にはそれが歯で困っている人に役立つ本とは思えないので、好きではないのです。
でも、2014年1月発売予定の、週刊朝日MOOK「歯周病の予防と最新治療(仮)」は違います!
歯周病についてのプロではない出版社が勝手な判断で広告の営業をして広告料で出版する「歯科医院の広告本」ではなく、日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会と週刊朝日による共同編集委員会を経て出版される、比較的マジメな本なのです。
「掲載したことにより広告料を頂くようなものではありません」ともお誘いのお手紙に書いてあります。
なぜナカノ歯科に掲載の案内が来たかと言うと私が日本歯周病学会認定専門医兼指導医だからです。
今度の本では学会での試験や規定をクリアした、専門医や認定医でアンケートに答えた医院が掲載されます。
ふだんの広告本はお断りしているのですが、今回の本にはアンケートを即座に返信し掲載に協力しました。
学会の認定医や専門医、指導医制度の規則についての詳細を知りたい方は、学会のHPから見てみてください。
けっこう大変なんですよ~、研修施設での研修実績や、治療症例の提出、症例発表、口頭試問、学会発表、などなど。