2015日本口腔インプラント学会イン長崎♪

Author: hirotoshi  |  Category: 二代目院長のこっそり勉強, 歯なしにならない話

歯科で言うインプラント治療とは、歯を失った場合に人工物の歯根を移植して体に生着させて補う治療です。

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そのインプラントの学会で長崎まで行ってきました。

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今まではいかにうまくインプラント治療を行うかに注目が集まっていましたが、インプラント治療の経過が増えてきて、今後どのようにメインテナンスして患者さんの健康で快適な日常生活を確保するのかに焦点がうつっています。

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そしてインプラント治療は移植治療ですから、今も昔も安全性・確実性が求められます。

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数年経過後にこのようになってもらっては困るわけです。

インプラントにこのようなトラブルがあるのは事実です。

またインプラント治療によって快適さ、健康、審美性を取り戻し、大きな恩恵を受けている患者さんが多くいることも事実です。

100%の成功率の医療は存在しません。

なので、よく相談して自身が信頼できる歯科医に任せるのが良いと思います。

まあ、歯を失わなくて済めば、それが一番いいんですけどね~

週刊朝日MOOK「歯周病予防と最新治療(仮)」♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 歯科のお話

私は歯科を特集した本があまり好きではありません。

出版社は「上手な歯医者さんを紹介して歯に悩みを持つ方に役立つ事」をお題目としていますが、出版社は上手かどうか判断できません。

ではどうして選んでいるのか聞いたところ「HPを見たり、過去の付き合いだったり」だそうなのです。

だからほぼ手あたりしだい?適当に?「本出しますから載りませんか?」という電話やファックスが舞い込んできます。

その中で数十万円の広告料を支払う事に同意した医院が「上手な歯科医院」として掲載されるのです。

どうも私にはそれが歯で困っている人に役立つ本とは思えないので、好きではないのです。

 

でも、2014年1月発売予定の、週刊朝日MOOK「歯周病の予防と最新治療(仮)」は違います!

歯周病についてのプロではない出版社が勝手な判断で広告の営業をして広告料で出版する「歯科医院の広告本」ではなく、日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会と週刊朝日による共同編集委員会を経て出版される、比較的マジメな本なのです。

「掲載したことにより広告料を頂くようなものではありません」ともお誘いのお手紙に書いてあります。

なぜナカノ歯科に掲載の案内が来たかと言うと私が日本歯周病学会認定専門医兼指導医だからです。

今度の本では学会での試験や規定をクリアした、専門医や認定医でアンケートに答えた医院が掲載されます。

ふだんの広告本はお断りしているのですが、今回の本にはアンケートを即座に返信し掲載に協力しました。

学会の認定医や専門医、指導医制度の規則についての詳細を知りたい方は、学会のHPから見てみてください。

けっこう大変なんですよ~、研修施設での研修実績や、治療症例の提出、症例発表、口頭試問、学会発表、などなど。

スーパーぺリオ塾♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 二代目院長のこっそり勉強

9月末の土日に研修会受講してきました。

スーパーぺリオ塾という研修会で、ペリオというのは歯周治療のことです。

この研修会は変わった研修会で、講師の4人ともが全くちがう師匠を持つ、流派?の違う先生達が

集まって始めた研修会なのです。

なので、各々有名な先生方のお話しや意見、考え方を同時に知ることができてとても役立つのです。

そしてまた受講生も皆、講師たちの前で症例発表をします。

夜の10時まで続きました!

まあ、その後も愉快な仲間達と反省会という名の飲み会しましたけど♪

自分の腕を上げて、患者さんの歯を助け、患者さんと一緒に喜びたい人達なのでした~

日本口腔インプラント学会イン福岡♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 二代目院長のこっそり勉強

福岡国際会議場・福岡サンパレスホテル&ホールでインプラント学会がありました。

今回もたくさん学ぶものがありました。

いかにインプラントをするか、最新の技術だけでなく、全身との兼ね合い、医科との連携や、歯周病や力の診断やコントロール、インプラント治療の長期予後、患者さんのライフステージや歯の欠損形態に合わせた治療方法の選択、患者さんが高齢者になったときの対応も考慮した治療方法の選択や新たな工夫など、多岐にわたって考える事の多い学会でした。

どうしてもメーカー主催のインプラント研修会だと、インプラントの良い点、審美的なインプラントの埋入術の方法などに偏りがちなので、学会の存在は重要です。

インプラント治療は良いものです。たくさんの患者さんがインプラントによって快適な食生活を取り戻してる事実があります。ただ悪いインプラント治療が行われているのも事実です。でもそれはインプラント治療が悪いわけではないのです。

日本口腔インプラント学会は学会の役割の1つとして、学会員のインプラント治療の知識と技術の向上と、国民への適切なインプラント治療に対する情報提供や啓蒙、専門医の育成などを行っています。

私はふだん細川教授のインプラント科に在籍し、お世話になっております(左から3番目のマイクを持っている先生です)

今回の学会では歯周病患者に対する安全なインプラント治療に関する講演がありました!

師匠の船越先生です♪

またフナコシOBの山下先生の講演もありました!

山下先生がアメリカで学んだ最新の情報でした♪

手島さんと長尾さんも衛生士部門に参加し多くを学んだことと思います。

レポート待ってまーす♪

 

日本臨床歯周病学会イン北海道♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 二代目院長のこっそり勉強

年に一度の年次大会に参加してきました!

安増先生の講演を聞いたり

永田先生の講演を聞いたり

ポスター発表で学んだりしました!

牧先生と栄養補給したり

懐かしい後輩と思い出話をしたりしてきました♪

お祭りもあったので最終日寄ってみました。

ハリケーンポテトってなんやろか?

こんなんでした

キャンドルボーイってなんやろか??

こっちの方が美味かったです♪

最近の学会の印象ですが、インプラント周囲炎などのトラブルがあること、またそのリカバリーが確立されていないことから

天然歯の保存の重要性が再認識されている感じでした。

全ての天然歯が救えるわけではありませんが、インプラントに比べ天然歯の方が感染しにくいし再生療法の成功率も高いです。

一時期「あやしい歯は抜歯してインプラント」した方が安心って空気がありましたが、今は「どうしても保存不可能な場合にインプラント」という感じです。

なんにせよ天然歯を保存するための技術はインプラント治療にも必要と感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

骨増生ハンズオンセミナー♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 二代目院長のこっそり勉強

先日東京開業の寺西先生による骨増生セミナーに参加してきました。

骨増生というのは骨を増やすための治療です。

昔だったらインプラントができないような状況でも、今現在は出来たりするのはこの骨増生のテクニックや材料・器材が

発展したおかげなのです。

今回は主にチタンメッシュを使うテクニックを学びました。

それと多くの場合に必要となる減張切開も。

後日お互い別の研修会で学んだ内容をお肉を食べながらシェアーしました!

講演を聞いて、ノートに整理して書いて、そして人に説明する。

これが脳みそに残す最善の方法ですね!

 

臨床歯周病学会九州支部講演会♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 二代目院長のこっそり勉強

先日福岡国際会議場で「インプラントの基本的概念と最新手技」~安心安全なインプラント治療をおこなうために~と題した講演会があり、参加して来ました。

健康のためには健康な歯があったほうが良いことは明らか。

そして健幸のためにも。

虫歯や歯周病の予防処置や治療はとっても大事。

そしてその歯周治療の手技や、スタッフを含めた医院体制がインプラント治療に大きく関わります。

インプラントにまつわる外科処置の多くは歯周形成外科の手技なのです。

というわけで日曜日というのにたくさんの歯医者さん達が講演会に参加していました。

常に新たな知識を仕入れて、腕も磨き、さまざまの器具も購入して活用する。

歯医者の仕事は終わりのない「道」ですな~

デンタルインプラントについて♪

Author: hirotoshi  |  Category: 歯なしにならない話, 歯科のお話

6月のブログにインプラントについて書いたところ、複数の質問がありました。

人工関節などもインプラントですが、歯医者の僕が書くのはデンタルインプラントのことです。

デンタルインプラントとは、歯の欠損部位に人工歯根を外科的に埋入する治療法のことです。

ながたらしいので、インプラントとして話を進めます。

・体に異物を挿入して良いのでしょうか?

・金属を体に入れて良いのでしょうか?長いスパンでみてどうなのでしょうか??

・ナカノ歯科は天然歯の保存から、インプラント推奨に変わったのでしょうか?

・ナカノ歯科はなぜインプラントを推奨しているのでしょうか?

などの問い合わせがありました。

対面して会話するとお互い理解しやすいと思うのですが、僕の文章力ではこれらをスッキリさせるのは難しそうです・・・

今後何回かに分けてお答えしてみようと思いますが、1回で終わってしまうかもしれません・・・

とりあえず、ナカノ歯科はインプラントに特化した歯科医院ではありません。

今後もずーーーっと天然歯の保存を最優先に考える歯科医院です。

SAVE THE TEETH デス!

歯周病学会専門医・指導医ですから♪

「天然歯へのこだわりをうたっていたのに、インプラントを推奨することに違和感を感じる」という意見もありました。

僕は天然歯が1番健康的で長持ちで快適で審美的と考えていますし、それはだれもが一致するところと思います。

でもそれは歯が健康な状態での話です。

全ての歯が治療すれば健康的に保存が可能なわけではありません。

感染源を除去することが不可能な歯で、しかもそれが全身状態の悪化まで引き起こしているような場合は「抜歯をオススメ」します。

そこまでいかなくても抜歯したほうが良いと考えられる場合があって、そのような場合も「抜歯をオススメ」します。

また、グレーゾーンの歯はそのことを説明し、患者さんの希望を聞いて、保存に向けた治療をするか、抜歯をするか決めます。

場合によってはインプラントを選択肢の一つとしてオススメすることもあります。

治療の必要な状況になった場合、その状況下で最善と思われる治療をオススメします。

インプラントは否定や推奨するものではありません。

視力が落ちた目でそのまま「裸眼で生活する」「メガネをかける」「コンタクトをする」「手術的に改善する」etc

どれも利点、欠点があるのです。

インプラントにはインプラントならではの効果もあります。

インプラントをすることによって、天然歯が助けられるという場合もあるのです。

もちろんインプラントにはリスクもあります。

インプラントのリスクは、インプラントをしなければ避けられるものが多いです。

インプラントをしないリスクと天秤にかけて答えを出すべきと考えています。

長くなったので、続きはまたいつか♪

 

 

 

 

 

 

 

今週のインプラント2♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 歯なしにならない話

ひきつづき、今週のインプラントです♪

根っこの治療をし、保存を試みましたが経過が不良だったので抜歯し

インプラントを3本埋入

5番部は埋入せず、ブリッジに

抜歯した部分はレーザーで止血

CTによる術前のシュミレーション

ちなみに反対側は骨が薄かったので、ピエゾで骨にきざみを入れ

スプリットコントロールで骨の幅をひろげながら

2本インプラントを埋入し

縫合しました

今のところ経過良好です♪

 

 

ナカノ歯科、今週のインプラント♪

Author: hirotoshi  |  Category: ナカノ歯科医院, 歯なしにならない話

昨今、新聞やテレビでインプラントにまつわるニュースが多いですね~。

そこで、今週ナカノ歯科で行った2人のインプラント治療を紹介します。

かみ合わせの良いポイントにインプラントを埋入するためのステントを使いました

やや歯茎が少ないので

部分層弁を形成し

細~い糸で縫合

なるべく歯茎を温存するようにしました

CTによる術前のシュミレーション

埋入後のデンタルX線写真

痛みどめは一度飲んだだけで、その後は痛みもなく平気だったそうです。

 もう一人はまた明日紹介します♪

 

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