前回のブログではゴールドしかやっていないみたいに思われたかもしれませんが、そんなことはありません。
金属焼付ポーセレンもやっています(PFMとかメタルボンドとも表現されます)!
ただ、オールセラミックがすべての場合において、常に最高!とは思っていないということです。
機能的で長持ち、あるいは審美性も兼ね備えるのかなどによって被せ物の材質の選択も変わってきますし、
歯の削り方も変わってきます。
治療目的や、連結が必要か不要かなど、さまざまのお口の中の状況によって変わってきます。
また、被せる治療は補綴物の材質・材料のちがいだけではないのです。タイトルと少し離れてしまいますが・・・
歯は生まれ持った大切な身体の一部です。
その歯を削るというのは、その歯を守るためにならなくてはなりません。
削るからにはその目的をきちんと達成できるように配慮しつつ、必用最低限かつ細心大胆に削らなくては行きません。
治療の結果は術者(歯科医)や技工士の技量と、患者さんのお手入れによって大きく左右されます。
適切な形成、正確な印象、精密な技工操作によって歯が長持する歯冠補綴治療が可能になります。
科学的なことと同時に、歯科医師や歯科技工士の職人的な要素(技術や経験)も歯の長持ちには重要なのです。
自費の補綴物は、歯科医院での型採り(印象)材料や、使う石膏も保険とは違うし、技工士さんの使う道具や材料も違うし、製作工程もはしょることなく時間をかけて最善の技術を尽くして作ることができます。逆に言うと保険の補綴物では自費と同様の時間をかけてはいられません。
ながながになりましたが、最後に言いたかったのは材質の違いだけではないんですよ~ってことなのでした♪