石原ゆみ先生いわく、ありとあらゆる病気の原因は「冷え」なんですって。体温の高い臓器である心臓、脾臓、小腸にはガンができないんですって!体温が高い方が酵素が良く働き、また、1度体温が上がると免疫力は5倍になるんですって!!コリャ大変、温めなきゃ!って思ったでしょ?お風呂やサウナや腹巻、靴下。
一方、こう言われたこともある。「ぬくぬく温かいお刺身食べる?傷みが早まるでしょ?魚も僕たちも同じタンパク質だよ」と。そして、「人間は0度の環境にいても自分の体温を36度に保つ(保温)のは得意。逆に40度の環境で体温をキープ(放熱)するのは苦手(負担)なんよ」とも。「昔から頭寒足熱と言いまして、頭を冷やしなさい」ですと。どっちやねん!?
「朝飯はその日をスタートするエネルギー源、しっかり喰え!」VS「消化するのは体に負担がかかるから朝食はぬけ、あるいは消化しやすいフルーツだけ!」。どっちやねん!?
正解はないのかな?でも、ブラッシングがキレイな歯を守ることは間違いない!と、思うけどナー。そりゃそうと永井先生、僕は永井省二先生を信じています。
最近スポーツ選手で試合中、ガムを咬んでる姿を良く見かけます。あまり見ていてカッコイイと僕は思いません(特に巨人の小笠原選手のガムを咬む姿が気になる。サッカーの中沢選手はあまり気にならない。なんでだろ?)が、アレには一応意味があるようです。
ガムである必要はないのですが、咬むことによるさまざまな効果をねらっているのだと思います。ざっくり言うと、脳が活性化し集中力がアップしたり、認知症予防の効果が期待できるといわれています。中でも、セロトニンが脳内で増加し、「ストレスが緩和」されたり、脳内の「海馬」の活動が高まり、「記憶力が上がる」というのは実験で確認できてるそうです。
もともと咬む事によって唾液の分泌が促される事は知られていました。唾液には消化を助ける酵素があったり、細菌の繁殖を抑える殺菌効果があったりします。ちょっとしたスリキズは昔の人が「舐めときゃ治る」と言っていたのも、この殺菌効果を知っていたのかもしれません。
とはいっても、何事もやりすぎは良くありません。ちょうど良いのがちょうど良い。時と場所を選んで、ガムを咬むと良いでしょう。その場合はノンシュガー、キシリトール入りの物がオススメです。
北九州歯学研究会の若若手会で今連載中です。僕の担当は7月号と8月号で、内容は歯周外科についてです。歯周外科というのは歯肉の外科処置のことです。つい先日7月号の最終校正が終り、あとは出るのを待つだけ。8月号は今校正待ちで一息ついているところです。
歯周病は僕の歯科臨床の中で最も得意な分野のひとつなのです。卒後、福岡天神の船越歯科歯周病研究所(元臨床歯周病学会会長、船越英二院長)のもとで修行させていただいたおかげです。その時の先輩や同輩が今も良い見本です。
今までは気軽に読むだけでしたが、今回は書く苦労と立場を体験して、非常に勉強になりました。牧先生、読んだらアドヴァイスよろしくお願いします。
それから、いつか歯周病と全身の関連などもお知らせしますね!
ナカノ歯科には技工士さんがいます。卒業後ずっとナカノ歯科に勤務しています。今40チョイなので20年以上のキャリアです。
院内に技工士さんがいるというのは、臨床のレベル維持・向上に大きなメリットがあります。一緒に相談しながら、切磋琢磨しながら成長しています。外注の技工士さんは作って終わり。その後それがどうなったのかは知りません。ナカノ歯科の技工士さんは診療室で直接、あるいは写真(ナカノ歯科では定期的に経過を写真に残します)で経過や結果を見ているのです、この差は大きいと思います。でも技工士さんを常勤で雇っている歯科医院は少数です。やはり経済効率からいうと外の技工所に注文だした方が良いのです。小学校内の給食室をなくして、給食センターで一括して作って、各小学校に配達するのと一緒ですね。これも、給食室のおばちゃんが顔の見える子供たちのご飯を作るのと、誰が食べるのかわからない、顔の見えない状態で作るのとでは、安全性も味も違ってくるんじゃないかと僕は思っています。また直接「ありがとう」が伝わる環境だとやる気も違ってきますよね。地産地消ですね!
診療後にその技工士さんの虫歯の治療をしてから、一緒に大好きなお刺身や焼き鳥を食べて、ビールを飲みました(技工士さんは車だったのでノンアルコールビール)。通常麻酔をするとほっぺたをかみやすかったりして、すぐに食事をするのは危険なのですが、今は「スキャンドネスト」という早めにきれる麻酔薬があるおかげで治療直後から飲食できたのです。
大変美味しく、楽しかったです。荒牧さん、また行きましょう!
昨日に引き続き、歯ブラシ関連のお話を。きっと現代人は古代の人たちに比べて、歯ブラシでお口の中を清潔にしていると思う。でも、未だ虫歯も歯周病もとってもメジャーな病気である。
数年前「ウルルン・・・」でもやっていましたが、未開原始人(この表現は正しい?)の歯は健全なのだそうです。当然、歯ブラシもなくブラッシングの習慣もありません。なのにナゼ?
・僕たち現代人(日本人)は「メタボが大手を振ってやってくる」飽食社会に生きている
・砂糖や人工添加物入りで、火で煮たり焼いたり美味しく調理していただく
・未開原始人は木の芽、木の根、葉っぱ、獲物の動物の肉などの自然食を自然のままいただく
・未開原始人は僕たちと比較してギリギリの食生活である
・その口のエサで生息するバイキン達も当然ギリギリの生活で、繁殖し悪さをはたらく余力がない
などなどの違いが考えられ、加えて僕達は文明の恩恵で便利で豊かな生活を送っており、その反面ヤワな体質に徐々に変化しているのだろう。なので電動ブラシやフッ素は現代人が文明社会を楽しく健康に生きていくために編み出した1つの知恵だと思うのです。なので昨日の続きで電動ブラシをまとめると、電動ブラシであっても完璧にキレイにするには上手に、しかも時間もかける必要がありますよ(メーカーの2分とか5分でオッケーなんて、うのみにしちゃだめですよ)、というのが歯ブラシ上手(プラークコントロールレコード9%と好成績)の僕の個人的な考えです。
フッ素の効果は主に歯質の強化です。虫歯になりにくい歯にする効果が明らかにされています。自然界ではカルシウムなどとくっついていて、紅茶、緑茶の葉っぱ、海藻類やお魚にも含まれています。今日本で出来るフッ素利用は、「フッ素含有歯磨き粉」「フッ素洗口溶液」「フッ化物添加食品(サプリ的なもの)」などがあります。
幸いな事に僕達は、野生の肉食動物と違って歯の喪失が命を失う事に直結はしませんが、このように長寿となってきますと、歯も末永く健康でないと楽しい老後人生を楽しめないと思います。適切なブラッシングとフッ素で「鬼に金棒」。豊かな文明社会を健康的に楽しみましょう!「健康」は「健口」から!!メインテナンス(クリーニング)での歯科受診もオススメです!!!
歯ブラシは偉大です。しかし、ブラッシングをしないのに虫歯や歯周病がない民族が、実は、います。また、食習慣やブラッシングテクニック、ブラッシング時間などもお口の健康度に大きく関与します。そこで今日、それらの非常に興味深い件については置いといて(笑)、通常の手用の歯ブラシと電動歯ブラシについて、僕の考えを、コメントをくれた「ハル」さんのために書いとこう(頼まれてないけど)!
結果から言うと、電動ブラシは有能であるが、万能ではない。気軽にいつでもどこでもってわけにもいきませんしね。通常の歯ブラシに勝るもの、とは言い切れないというのが僕の感想です。電動ブラシ、音波ブラシ、超音波ブラシ各々メジャーなものを1種類ずつ使っていました。今でもその中の1つを使っています(朝だけ)。ここでは「歯ブラシ」に対して、これら3種類をひっくるめて「電動ブラシ」と表現します。この電動ブラシの特徴は毛先の動きがスゴイ!ってことでしょう。だから僕は朝のブラッシングには5分程度ブイイイイーンとこれでやります。短時間で「ある程度(60点)磨き競争」したらば、電動ブラシの圧勝だと思います。しかーし、僕の経験では「時間無制限(といっても20分くらいですが)キレイに100パーセント磨き競争」だったら、歯ブラシの勝ちなんです。プラークコントロールレコードというのですが、磨き残した歯垢の量を記録したのです。偶然1回だけではありません。けっして僕の手が超音波や音波以上の尋常でないマジックハンドというわけではありません(歯科治療においては自称ゴッドハンドですが)。電動ブラシの毛の長さが歯ブラシより短いからだろうと思います(きっと毛が長いと特徴が活きてこないのでしょう)。イメージとしてタワシで風呂場のタイルをゴシゴシキレイにする感じ。毛が短い方が気持ち良く磨けそうですよね!しかし、毛が硬くて短いと狭くて深い隙間には入りにくいし、届かないわけです。音波や超音波のメーカーは振動で触っていない2~3mm先までバイキンを退治すると言っています。しかし、僕の口では、歯と歯の間は歯ブラシの方が電動ぶらしより良く磨けているのです。なので万能と思わずに使ったほうが良いと思います。
なんでもそうですが、形あるもの使う物は使えば使うほど、古くなれば古くなるほどに傷み、消耗し、壊れます。家電も車も歯も一緒!大事に使って大事にお手入れすれば、すればするほど、長持ちします。幸い虫歯も歯周病も上手な歯ブラシで予防が可能です。僕は40ですが、6歳以来歯ブラシとメインテナンス受診だけで虫歯も歯周病もありません。歯ブラシの毛がとっても大事です!新しいブラシとヘタってるブラシでは汚れ落ちが全く違います!歯ブラシでも電動ブラシでも頻繁に新品に交換して「歯ブラシ」ではなく「歯を」大事にしましょう!
僕はお刺身が大好き!中でもサバが好き!!フグよりもマグロよりも。でもでも恐い事を知ってしまった!!!
アニサキス幼虫なんて運が特別悪い場合の出来事、半分他人事だと思っていた。しかーし、寄生虫病の中で最もポピュラーなんですと!シメサバですらあり得るんですと!!
そのアニサキス、高温にも低温にも弱いんですって。冷凍しとくと二日で死滅するんですって。今度っからは冷凍かどうかを確認し、冷凍物を食べようと心に決めた僕でした。味は二の次!どうせ単なる酔っ払い。夜中に激痛に見舞われるなんて、考えただけでもご勘弁いただきたい。
アジやイカにも居るそうですので、皆様もお気をつけください。というか、「食べない」という方法以外に気をつける方法を御存じの方、教えてください!
今日は小学校の運動会でした。幸い、雨にも光化学スモッグにも見舞われず、無事開催され僕も観戦?する事ができました。みんな競技を一生懸命やってて素敵だったのですが、それ以上に僕が感心したのは、自分が競技をしていないときです。皆、目を離さず観戦し、一生懸命声を合わせて応援していたのです。
これはとっても良いことだと思います。やる人も見てる人も心を合わせて1つの目的に向かって皆で信じて突き進む!団体戦の醍醐味ですね!自分の大学生の頃の部活を懐かしく思い出しました。その頃の経験、思い出、仲間達が今の僕の支えになっている部分もあります。
大人になるとなかなかそこまで熱くなることが減りませんか?まず、勝ち負けって勝負してないですもんね。仕事って、目に見える勝ち負けを競ってないですもんね。相手のない勝負?ってトコですかね?
人は1人では幸せになれない。皆でお互いを励まし、高めあい、登ってイコー!よろしくね!!子供達、今日は懸命な姿を見せてくれてありがとう!!!
ハルさん、コメントありがっとう!全く同感!!歯科の場合、衛生士さんと男性患者さんが個室で二人っきりになるのもねー。実際患者さんにお休みの日に誘われたりして困った事がありました。なーにもセパレート無しってのが一番広く見えるんですけど、やっぱ半個室が一番調子良さそうです。ある程度プライバシー確保できますし。現在のナカノ歯科はコレです。
話は変わりますが待合室に展示しているスタッフ自己紹介ボード、皆新たにしていますので楽しんでください。年に4回張り替える予定です。
ところでハルさん。僕は40年生きてきて、1人だけ「はる」と言う名の、とってもキュートな小柄な女性を知っています。数年間会ってませんが、達者で暮らしておるか~?ハルさんはアノ「はるちゃん」じゃないですよね???
さあ、明日は小学校の運動会だ!みんなガンバレ
近頃新聞や雑誌から電話がかかってくる事があります。特集を組んで、そのページの広告を集めるためにです。病院特集で1冊の本になったものもあります。僕が知っているのは「歯科の実力」。これは学会認定の専門医や関連学会所属会員などに連絡をして、掲載許可が得られたものだけ掲載したと書いてあります。学会会員といってもほとんどの学会は会費を納めていれば会員なので、イコール腕が良いとは限りません。(ナカノ歯科の待合室にも一応置いてあります、歯周病専門医で掲載されているので)多くの雑誌の特集は、ほぼ全て広告です。場合によっては数十万円かかります!新聞などでインタビュー形式になっていると、記事と勘違いしがちですがアレも広告です。端っこの方に「広告」とコッソリ書いてあります。病院側がお金を支払って掲載してもらっているのです。
非営利団体のような顔で歯科相談センターみたいなものも見かけますが、実はあれはほぼ全てが特定の歯科医院(グループの場合もある)が、インプラント希望の患者さんの獲得を目的に作っています。
雑誌も新聞も広告が埋まればそれで良いのです。たとえ「良い歯医者さん特集」であっても、広告のお金を払ってくれる歯科医院が見つかればそれで良いのです。以前に院長が電話で「そちらにお金を払えば良い病院なんておかしいんじゃないですか?そんな記事は百害あって一利なしですね」と言って断っていました。
まあ、そういうことも知った上で、見聞きして欲しいと思います。「話半分」でね。じゃあ、どうやって良い歯医者さん見つけるの?って声が聞こえてきそうですが、一番大切なのは相性だと思いますので、一概に全ての人にピッタリの歯医者さんはいないと思います。コレばっかりはご自分で実際に会ってみないとね。あとは自分が何を望んでいるのかによっても変わってくると思います。しっかり予防をしたいのか、歯周病を治したいのか、入れ歯を作って欲しいのか、歯並びをキレイにしたいのかインプラントしたいのか、などなど。機会があったら僕が選ぶ場合の基準を書いてみましょう、いつの日か・・・